日本のもの造り哲学

画像:日本のもの造り哲学

  • 著者名:藤本隆宏
  • 出版社:日本経済新聞社
  • 価格:1680円(税込み)
  • 出版日:2004/06

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書籍内容

ものづくり経営研究センター長を務める東京大学大学院教授・藤本隆宏氏が「もの造りの現場から発想した企業戦略」を論じた書。ここ10年ほどで浮上した日本製造業の危機を煽る諸説やその間に続々と流入した“ヨコ文字の経営手法”には違和感があると言う。日本のもの造り企業に足りないものがあるとすれば、それは己の組織にマッチした戦略だと指摘。もの造りの現場すべてに存在する「設計」を軸に見直しを図り、打開策を見いだせと言う。「製品とは設計者による基本情報がモノ(媒体)と結びついたカタチである」と考えれば、マーケティングから生産、販売に至る道筋は「設計情報が循環する過程」だと言える。顧客が消費しているのは、基本的には設計情報なのだという考え方に立って、良い製品とは然るべき「アーキテクチャ(設計思想)」を内包するモノだと解説する。企業には設計情報を上手に創造し、さらに媒体とベストの状態で結合させる技量が求められる。これを著者は「もの造りの組織能力」と呼ぶ。組織能力にはそれぞれ個性があり、個性とアーキテクチャには相性が存在することを示す。強い製造現場を持ち、高い収益性を確保している企業の多くは、独自の組織能力と設計思想のバランスが良いと指摘している。

書評・レビュー

「もの造りの現場から発想した企業戦略」を論じた書である。企業には設計情報を上手に創造し、さらに媒体とベストの状態で結合させる技量が求められる。これを著者は「もの造りの組織能力」と呼んでいる。組織能力にはそれぞれ個性があり、個性とアーキテクチャには相性が存在することを示す。強い製造現場を持ち、高い収益性を確保している企業の多くは、独自の組織能力と設計思想のバランスが良いと指摘している。

画像:青井 宏安

推薦するコンサルタント:青井 宏安

株式会社アイピック 代表取締役
『未来に向かって挑戦していく「経営革新」実践コンサルティング』

大手産業機械メーカーおよび大手経営コンサルティング会社を経て現職。大手産業機械メーカーにおいては、生産・製造(技術・管理・情報システム)部門の生産性向上、業務の効率化、生産技術革新、コストダウン、情報システム開発等々の多分野のプロジェクト活動を歴任・統括する。また、経営コンサルタントとしては、産業機械、金属製造・加工、化学、電気、電子、半導体、自動車、農業機械、食品、造船、アパレル、流通・サービス業等々の幅広い領域の大手・中堅・中小の企業における経営革新・経営支援を展開している。経営コンサルタントとして、27年以上のキャリアを有する。2001年8月には株式会社アイピックを創業、代表となる。確実に目標成果を実現する具体的で丁寧、実践的なコンサルティングは高く評価されている。

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